元野良猫さん：個性と難しさpart2

先日ご依頼を頂いた猫のTちゃん(3歳女の子)とのお話の続編です。
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ゆっくり長い目のセッションでした。
野良生活から家生活に入って、環境の激変になかなか上手く馴染めずに
人をちょっと斜めから見ていた、素直に受け入れられなかった部分もアリ
小さな不安もアリ。
ポツリポツリと伝わってくることに共感したり、頑なな心をほぐすように
やり取りをしていくにつれ、今まで気がつかなかったこと　見えていなかったことに
猫さんも気づきはじめてくれるんです～。

そしてご心配されている不安定なトイレ事情。
粗相は困るし･･どうしたものかと。

私が単純だからですけど、入れて出す方式(苦笑)
まず身体の乾きチェックから。
フードはドライorウェットか　水はよく飲むか

伝わってきたのはカリカリを食べてるイメージ
お水はたくさん飲まない様子

飼主さんにお伝えすると
食事はドライオンリー(ウェットは食べない)　お水はあまりたくさん飲まないタイプ、と。

やはりここはお水の大切さ、身体にとってどれほど重要かを
コツコツと話して聞いてもらうしかありません。

Tちゃんから、時折ですが過去に

お水のこと(飲むこと)を忘れてた　(ﾃﾍ

と想定外のことが伝わって来ましたー！　(」゜ロ゜)」えー！

受け取ったことをそのままの意味でお伝えするので
飼主さんもちょっと驚かれたと思います。

まったく忘れ去ってしまうわけではないんですよ。
いつでも飲めるしまた後から飲みましょ　ついうっかり･･後回しに。　
みたいな感覚だったのかもしれませんねぇ。

飲水が少なければ当然作られる尿量も少なく、溜めておけるわけですから
オシッコ行ってないよね？
ということもしばしば起こる可能性は大です。
外暮らしの時は、恐らく欲しい時になんでも口に入る環境ではありません。
そんな、なんとなく身についたものが記憶されていても不思議ではないかも知れません。
Tちゃんは外時代のことを懐かしさとともに記憶していました･･。

慣れ親しんだ場所やもの、気に入ってるものに執着する傾向なんですね。
生活スタイルも過去と現在のテリトリー意識が交差しがちで憂うこともあるようです。

最後にもう一度お水を飲む事の重要性(飲んで出すこと)を伝えて
飼い主さんには飲水量を増やす工夫をお願いすることにしてセッションを終えました。
後日お話を伺うと、お水飲んでますよ！とウレシイ報告がありました～
これを継続できたら、入れる→出す　という単純明快な図式に期待大ですね(笑)

粗相に関しては、頑なな思い込み思い違いがあったばかりに不安を抱いてしまった。
そういう空気ってありがちですね。
ある出来事がきっかけで、Tちゃんにとって意味のある場所にしちゃった。
という複雑な心模様も浮かんできました。
少し分かりづらいですけど、行動の動機、意味があるんですね。

ちょっとばかり馴染むのに時間が必要で
簡単にキャリーに入って獣医さんへ移動することが難しいTちゃんです。
飼主さんは心身の健康をとても気にかけておられました。

今回のセッションで何がどのような変化があるか分かりませんが
小さなきっかけになりTちゃんの心が動いて
そういえばあのオバサンとこんなこと話したわね･･
と思い出してくれると嬉しいんですが(笑)
Tちゃんはとーってもチャーミングな女の子です。
自立心もありしっかりしているけど、飼主様とご家族に甘えたい気持ちもあり
心を緩めて自由にしてくれることを願っています。

K様　今回はどうもありがとうございました。
一部のご紹介しか出来ないのが残念なのですが
とても楽しい時間でした。
Tちゃん　どうもありがとう！

長々と最後までお付き合いくださりありがとうございました。

飼主は猫様の下僕、迷える子羊的な(笑)　
片思いに
日々悩めるオトメのような･･　
猫の背中見て想い巡らす。(笑)

背中の謎はまたいずれ。