先日お邪魔したおうちにワンコさんがいました。
大きな元気な声でお出迎えしてくれて快活そうだったのですけど
後ろ足の様子が良くなさそうでした。
お話を聞くと、ヘルニアの術後だということ。
なるほど、今は回復期、元気そうだし表情もとても豊かで心配なさそう。
おうちの人が動くたびに後ろをちょこちょこと一緒について行ってました。
体がまだ万全ではないせいもあり、お初のお客さんに少々臆病になっていて
私が手の甲を差し出したらペロペロと挨拶はしてくれたけどそこまでで
おうちの人の顔を見上げて不安げな表情に(笑)
もしや、、ネコくっさ~ と思ったか? どうかは定かではありませんが。
しばらくそっと斜めから見ていると緊張も緩んでくつろいでいたので
ちょっとだけアニコミュトークさせてもらいました。
初めましての挨拶をして体の様子を聞いてみると
どうしてこうなったか分からない
以前から通院治療をしていて
手術を受けることになったそうです。
きっと通院も注射も薬も頑張っていたはずのワンちゃん
でも手術なんて分からないですよね。
この状態は本来の自分の姿ではない、と思っていて
犬としてのプライドを維持しずらい状況に悔しさも感じている様子。
そこで、
これからだんだん良くなっていくはず 自分でもそう感じてるでしょ?
家族みんながキミの回復を願ってる
みんなキミを応援してる
また元気に自由に走ったりお散歩できるようになってね
治療をがんばって!
私も心から応援してるよ!
と話すと
そうか!! うん 頑張る! ∪・ェ・∪ ニコニコ
家族の愛情を再確認できたのかもしれません
どうしてこうなった?という不安が少し軽くなって
気持ちを強く持てるきっかけになれたのなら嬉しいことです。
ついでに気持ちが緩くなったのか
オバサン だぁれ?
と緊張感なく普通に。思わず噴出してしまった^^;
さっき自己紹介したし挨拶もしたじゃないですか!(≧∇≦)
まあ仕方ないのでもうひとつ詳しく自己紹介をしました。
はい、ネコくさいオバサンですよ^_^;
この次会う時はもうちょっと仲良くしようね~と言ってみたけど、どうかな(笑)
そろそろ帰る時間となり、その頃には目はキラっとして初め会った時とは明らかに違う。
「アンタ一体ナニ者なんだよ?」
みたいに目の奥を覗くように見られてました。
おうちの人に挨拶をして ワンちゃんにも 「帰るね、またね」 と言うと吠える(汗)
「帰る」 という言葉に必ず反応して吠えるんだそうで
「え?帰るの? 帰らんといてー」
ということだそうです。
初めてのお客さんはちょっと怖いけど 「帰る」 言葉がなんとなく寂しい。
複雑なワンコ心、面白いですね。
頑張って入院手術を乗り越えて今 回復に向かって頑張っているワンちゃん。
この次はいつ会えるかまだ分からないけれど、今度は走ってお迎えしてくれるといいな。
ひとつひとつの言葉は理解できなくても状況はしっかり理解していますね。
今の体の状況、置かれている状況、環境の変化etc とても大事なことです。
人と暮らす動物達にもそれらを 知り 受け入れ 考え 行動する 権利はありますよね。
日々伝えてあげることはとっても大切なことなのだと思います。
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